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エンブレム〜序章〜?―?

[250]  S・U  2009-01-12投稿
所々息継ぎしながら先生はそう言葉を紡いだ。
その言葉を聞き、周りを見ると何か薄い膜のようなものが俺達を包み込んでいた。
咄嗟に先生が魔術で俺達を護ってくれたのだろう。
そうか、火に炙られてるのに熱さが感じられないのはこの為なのだ、と固まった思考の中考えた。
ふた…り?
俺はゆっくりと周りを見渡した。
居ない。
居ない。
居ない。
居ない。
何処にも…居ない。
奏が…何処にも。
そう認識した瞬間固まっていた思考が急激に回り出した。
「奏…奏はっ――先生っ!奏は…、奏は何処にっ!?」
叫ぶように俺はそう先生に言った。
すると、先生は悔しそうに顔を歪めた後「連れてかれちまった…あいつに…げほっ…あの…野郎に」と、苦しそうに咳き込みながら答えた。
「そんな…」
何でっ、と言おうとした時焼け爛れた一本の柱が倒れ込んできた。
「ちっ…げほっ時間がねぇ…。おい…宮野早く、がはっ…妹連れて…ここを出ろ…」
「えっ」
「この結界も…そう長くはもた…ない。…早く…、早く…逃げろっ」
「逃げろって…先生はっ!?先生はどうするんですか!!」

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