lost 〜失う苦しみの先に〜 9
俺は全てを思い出した。
俺は犬で名前はシアルタで飼い主が幼かったシアンだった。
俺はあの頃シアンのことが好きで毎日後ろをついて行った。
そんなある日俺はシアンがいないことに気がついた。
シアンはただ朝早く隣町に行っていただけなのに俺は凄く焦り無我夢中で森の中を走った。
走れば走るほど知らない森なのにシアンの匂いすら無いのに俺はずっと前に進んだ。
動いてた足が止まった時、俺の心臓も止まった。
後はエドワードに拾われ今にいたる。
俺は倒れた。いろんなことが頭に入ってきたこと、それとショックが重なり脳がついて来なかった。
その日の夢は安らかな夢だった。
起きた俺は犬に戻っていた。
しかし戻ってもやることが無かった飼い主がいなくなった犬には生きる意味が無かった。
次の日俺は人間に戻っていた。また次の日には犬になっていた。
俺はエドワードのモルモットになっていたが戦うことも逃げることもしなかった。
する気力が無かった。
俺には何も無かった。
ある時、俺が何も反応を示さないことに嫌気がさしたのかエドワードは俺にプレゼントをくれた。
人の体くらいの大きなプレゼントだった。
エドワードがプレゼントを開けると中には白くて綺麗なシアンがいた。
しかしシアンは動かなかった。死体だった。
それでも、その時の俺には充分嬉しいプレゼントだった。
その翌日から俺はシアンの体を綺麗に拭いたり抱きしめたりして自分の存在を確かめていた。
しかし動かないシアンでは俺を満足させてはくれなかった。
エドワードに頼みシアンを科学の力で蘇らせてもらった。
見た目はシアンだが中身は機械になってしまった。
それでも人間だったシアンと変わったところは無かった。
俺はシアンが蘇ったことを心から喜んだ。
でも、それがシアンじゃないと気づくのにそんなに時間はたっていなかった。
また俺は全てを失った。
俺は犬で名前はシアルタで飼い主が幼かったシアンだった。
俺はあの頃シアンのことが好きで毎日後ろをついて行った。
そんなある日俺はシアンがいないことに気がついた。
シアンはただ朝早く隣町に行っていただけなのに俺は凄く焦り無我夢中で森の中を走った。
走れば走るほど知らない森なのにシアンの匂いすら無いのに俺はずっと前に進んだ。
動いてた足が止まった時、俺の心臓も止まった。
後はエドワードに拾われ今にいたる。
俺は倒れた。いろんなことが頭に入ってきたこと、それとショックが重なり脳がついて来なかった。
その日の夢は安らかな夢だった。
起きた俺は犬に戻っていた。
しかし戻ってもやることが無かった飼い主がいなくなった犬には生きる意味が無かった。
次の日俺は人間に戻っていた。また次の日には犬になっていた。
俺はエドワードのモルモットになっていたが戦うことも逃げることもしなかった。
する気力が無かった。
俺には何も無かった。
ある時、俺が何も反応を示さないことに嫌気がさしたのかエドワードは俺にプレゼントをくれた。
人の体くらいの大きなプレゼントだった。
エドワードがプレゼントを開けると中には白くて綺麗なシアンがいた。
しかしシアンは動かなかった。死体だった。
それでも、その時の俺には充分嬉しいプレゼントだった。
その翌日から俺はシアンの体を綺麗に拭いたり抱きしめたりして自分の存在を確かめていた。
しかし動かないシアンでは俺を満足させてはくれなかった。
エドワードに頼みシアンを科学の力で蘇らせてもらった。
見た目はシアンだが中身は機械になってしまった。
それでも人間だったシアンと変わったところは無かった。
俺はシアンが蘇ったことを心から喜んだ。
でも、それがシアンじゃないと気づくのにそんなに時間はたっていなかった。
また俺は全てを失った。
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