愛の方程式
何もかもが不器用なあたし。
そんなあたしを世界でたった1人、
守ってくれた。ー愛してくれた。ー
愛って何?ー恋って何?
こんなあたしに まさか恋人ができるなんて…ありえなかったのに…
全ての始まりは、高校二年生の夏ー。
「今日から夏休みだねぃ☆どこ行くー?」 毎年のように、菜美から買い物の誘いを受けるあたし、黒木 遙。
至って普通の女子高生だが
恋愛についてはかなり不器用な為、今まで誰からも告白されないまま18年間
ずっと恋愛というものから避けてきた。
そんな遙を支える幼なじみ 菜美は
遙とは正反対で、別れては付き合い、また別れては付き合うという活発な女の子だ。もちろん長くて一週間。一年に何十人とも付き合っているかなりの男好き。
そんな菜美が 夏休みに男を作る目的
で合コンに誘ったが、もちろん遙は断る。
しかたないので合コンは諦め、買い物に行こうという話になったのだ。
「でー、どこ行くのォ?多分合コンの方が楽しいし、新しい出会いが待ってるかも知れないのにッ?」
遙は毎回そんな菜美を観て、分からなくなる。
どうしてそんなに恋人が欲しいのか。
今の遙には分からなかった。
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