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愛してる。(ラスト)

[136]  むーんらいと。  2009-01-18投稿
私は毎週、かずに
会いにいった。

そして、別れのとき。

「もう・・・行くんだな」
「うん・・・」
「あっ・・・ありがとな」
「えっ?」
「俺なんかにずっと
かまってくれて」
「ううん。かずはあたしの大切な人だから」
「・・・・・・」
「また、会えるよね?」 「ああ、会えるさ」
「手紙、書くからね」
「わかった。俺も書く」
「うん。じゃあまたね」
「また」

私は、寂しかったが
かずの前では決して
泣かなかった。

時は過ぎ3年後・・・
ついにかずの釈放だ。

拝啓 木下 咲様
明日、釈放されます。
今の気持ちは・・・
感謝の気持ちでいっぱい です。咲が、支えてくれたからです。だからここまでこれました。本当に 今までありがとう。
井上 和宏

翌日、私は刑務所に
かずを迎えにいった。

「井上ならもう出ていきましたよ」
「えっ、そうですか」

時間は聞いていなかった のですれ違ってしまったようだ。

それにしても、どこに行ったのだろう。私はかずを探した。

私は街中のハイビジョン に、ふと目がとまった。

(ニュースをお伝えします。先ほど、26歳の男性 井上和宏さんが車を運転中、トラックとの衝突し 死亡が確認されました。)
私は茫然とした。もう周りの声もすべて聞こえなくなった。嘘だ・・・
ありえない、そんなの。
ありえないよ・・・
なんで?なんでかずなの?ねえ、神様。どうしてかずがそんな目に遭わなければいけなかったの? 今日やっと会えるところだったのに・・・

私は泣き崩れた。
泣いて、泣いて、泣いた

すると・・・
(咲!聞こえる?)
かずの声だ!!
咲は周りを見回したがかずの姿は見当たらない。
(俺は死んだみたいだ。ごめんな、二度も悲しい思いさせちまって・・・
やっぱ俺、最低だよ)
「かず・・・そんなことない。あたしはかずが最低なんて少しも思わないよ」
(そっか。大丈夫か?)
「大丈夫な訳ないよ・・・ かず、戻ってきてよ!! かず〜〜っ・・・」
(無理なんだ。咲、お前なら必ず幸せになれる。俺のこと忘れちゃ困るけど 幸せを放棄するのはもっと困る!お前の幸せは、 俺の幸せなんだ)
「かず・・・わかった。あたし、幸せつかむね。かずが幸せになるように・・・」

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