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ボン君の不思議な大冒険26

[401]  うりぼう  2009-01-18投稿
熱狂的早食い競争の観客が、よそ見をした時であった・・・
観客『こっ国王軍だ!!わざわざ何しに来たんだ』

『ラー』
『メン』
『定食』
『ホイサッホイサッ』
『ラー』
『メン』
『塩味』
『ホイサッホイサッ』

大樹『このかけ声はなんなんだ!しかも今回はゾロゾロきやがる・・・』

大樹達が見た光景は、黒の鎧に兜、腰には剣を持ち馬に乗った兵士達がかけ声を合わせていた

『全体止まれ』
『ラー』
『メン』

ザワザワザワザワ

観客『なんで国王軍がこんなに来るんだょ・・・・いつもの早食い競争じゃないのか?まっまさか!』

武装兵士達に守られながら、国王は姿を現した

観客『こっ国王が直々に』
『シッ!聞こえたら殺されるぞ・・・』
熱狂していた観客達は、国王に気づいた者から順に無口になり始めたではないか!

観客『しかし前よりもまた髪の毛伸びたよな・・・・ますます顔がみえねぇ・・・』

異様な空気は辺りに侵食し始めた!

当の早食い競争をしていた、ヨウ選手もピタリと動きが止まってしまった・・・
国王は遂に口を開いた

国王『どうだね?この国のラーメンの味は?』

国民は息を飲んだ

ヨウ『はぃ。結構なお味で・・・・』

国王『しかし、お前のその床に飛び散らしたスープはなんだ?』

ヨウ『ァァ・・・・もっ申し訳ありません』

裏方『困ります。いくら国王軍でも、伝統的な早食い大会の舞台に立たれては!!武器を持っては行けません!』

バギューーン!

銃を放ったのは・・・・そうコックだ

コック『国王軍に口答えとは、死んでも詫びられねぇな・・・・第一この国の下々は味覚がなさすぎるんだよ』

異変に気付いた大樹はマークンにすぐ舞台から降りるように言おうとしたのだか・・・・すでに・・・

すでに・・・武装兵にマークンとヨウ選手は囲まれた!

兵士『まずお前床のスープ綺麗に舐めろや一滴残らずだ』

ヨウ選手は震えながら床に口をつけたが
兵士は更に塩酸を床に垂らした

兵士『塩味追加だ。』

ヨウ『ガァァァ口が口が焼ける』

兵士『あっ塩酸と塩じゃ、訳が違うか?まぁ一滴残らず飲み干せや!!』

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