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ひと夏の恋なら

[744]  キャロルの秘密  2009-01-20投稿

もう少しこの街に居たかった
夕べ見たあの笑顔忘れられそうもない夏の恋に僕はどうやら落ちていた

こんなにも誰かに捕われた
ことなんてなかったのに不思議なくらいただ君のことを何故か考えてしまうよ

八月の風が僕の中で今
何かを変えて行くような 愛しい思いを胸に抱きしめて君が眠る街を背にして

ときめきと甘い夢だけ見ていた
ひと夏の恋なら

また僕は何ひとつ変わらない
暮らしに戻るために遠い道のりを一人走る恋の行方さえ知らずに

夕暮れに染まる海沿いの道を引き返せないせつなさに
もう心さえもごまかせないこと分かっていた僕が誰より

ありふれた出会いと別れのような
ひと夏の恋なら

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