ひと夏の恋なら
もう少しこの街に居たかった
夕べ見たあの笑顔忘れられそうもない夏の恋に僕はどうやら落ちていた
こんなにも誰かに捕われた
ことなんてなかったのに不思議なくらいただ君のことを何故か考えてしまうよ
八月の風が僕の中で今
何かを変えて行くような 愛しい思いを胸に抱きしめて君が眠る街を背にして
ときめきと甘い夢だけ見ていた
ひと夏の恋なら
また僕は何ひとつ変わらない
暮らしに戻るために遠い道のりを一人走る恋の行方さえ知らずに
夕暮れに染まる海沿いの道を引き返せないせつなさに
もう心さえもごまかせないこと分かっていた僕が誰より
ありふれた出会いと別れのような
ひと夏の恋なら
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