SLOW LOVE(14)
春休みは結局ユキちゃんと会えなかった…。
電話番号を原田エリに聞いてかけたらお母さんが出て塾に行ってていないわよと教えてくれた。
俺があまりにしつこくかけてたからだろうが一度だけユキちゃんが忙しい合間をぬって電話してきてくれた。
俺はいきなりで会話を用意してなくて、とりあえず電話をくれたことが嬉しいということを伝えた。
春休みが終わり新学期が始まった。
始業式の朝はドキドキしすぎてユキちゃんに会ったら何を話そうか考えてながら登校した。
下駄箱でユキちゃんを発見し急いで駆け寄った。
「お、おはよう!ひさしぶり。」
「おはよう平…じゃなくてマサノブ君。」
少し照れながら笑ってるユキちゃんを見て、自分も顔が赤くなっていくのがわかって思わず視線をずらした。
「クラス替えどうなったんやろ。同じクラスやといいね。」
新しいクラス名簿が新しい教室の前に張り出されている。
俺たちは1組から順に名簿を確認していった。
4組のところに俺の名前はあったけど、ユキちゃんの名前はなかった。
「あ、私5組だ。また隣のクラスやね。」
ユキちゃんは笑いながら言ったが、俺は心底落胆していた。
電話番号を原田エリに聞いてかけたらお母さんが出て塾に行ってていないわよと教えてくれた。
俺があまりにしつこくかけてたからだろうが一度だけユキちゃんが忙しい合間をぬって電話してきてくれた。
俺はいきなりで会話を用意してなくて、とりあえず電話をくれたことが嬉しいということを伝えた。
春休みが終わり新学期が始まった。
始業式の朝はドキドキしすぎてユキちゃんに会ったら何を話そうか考えてながら登校した。
下駄箱でユキちゃんを発見し急いで駆け寄った。
「お、おはよう!ひさしぶり。」
「おはよう平…じゃなくてマサノブ君。」
少し照れながら笑ってるユキちゃんを見て、自分も顔が赤くなっていくのがわかって思わず視線をずらした。
「クラス替えどうなったんやろ。同じクラスやといいね。」
新しいクラス名簿が新しい教室の前に張り出されている。
俺たちは1組から順に名簿を確認していった。
4組のところに俺の名前はあったけど、ユキちゃんの名前はなかった。
「あ、私5組だ。また隣のクラスやね。」
ユキちゃんは笑いながら言ったが、俺は心底落胆していた。
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