風の向こうにあるものは【3】
朝の通勤途中に、そんな約束を交わし、俺は仕事に身が入らなかった。ひろのが、理由を言わずに、約束する事が初めての出来事だったからだ。
そんな時間を過ごし、仕事を切り上げ、約束の場所である六本木アマンド前に行くため、日比谷線に乗り込んだ。
六本木には、約束の時間より30分程前に到着した。
この当時の六本木は、バブル景気で華やいでいた。
俺は、ひなのを待っている間、この六本木の人波を眺めながら、観察していた。その時だ。俺の視界に、ひなのが入った。
晶『あっ!ひなの…。』
と、声をかけようとした刹那…。隣には…。
そんな時間を過ごし、仕事を切り上げ、約束の場所である六本木アマンド前に行くため、日比谷線に乗り込んだ。
六本木には、約束の時間より30分程前に到着した。
この当時の六本木は、バブル景気で華やいでいた。
俺は、ひなのを待っている間、この六本木の人波を眺めながら、観察していた。その時だ。俺の視界に、ひなのが入った。
晶『あっ!ひなの…。』
と、声をかけようとした刹那…。隣には…。
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