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始まり

[153]  ふく  2009-01-23投稿
誘うチャンスなんて何度もあるのに
その一歩が踏み出せずに一日一日が過ぎて行く
何度も口にしようとは思うのに何も出来ずに週末を迎える

毎日隣の席に座っているあなたを感じながら幸せよりも虚しさが込み上げる
こんなに近いのに
遥かに遠い存在

障害のある恋
大きくなる想いでもどうにもならない現実

きっとあなたも私が嫌いではない
だけど煮え切らない態度と確かにあるあなたとの距離

帰って行く後ろ姿を目で追いながら引き止める事さえ出来ない苦しさで胸が苦しくなる

私からは誘えないから私はいつでも待っている
罪を感じながら過ごしても構わない
どうせ傷付くのは私だけなんだと分かっているから

あなたが去ったその席を横目で見ては涙が出そうになる
ただの上司と部下
この関係を崩す事は出来ない
だけどお互い気付き始めている想いがある
だったら私を受け止めて欲しい
もうどうなってもいいと思える程の感情が心を埋め尽くしている

例え私達の恋が始まったとしても
終わりが見えている始まりだという事は知っている
幸せを噛み締めるのが一瞬の出来事だとしても
あなたとそれを分かち合えるのならばそれでもいい

後には引けない想い
止まらない感情
嫌いな週末

またあなたと会えなくなる
せめてあなたのアドレスを知っていれば
会えない日もあなたと繋がっていられたなら

いつかそんな日が来るのだろうか
踏み出す勇気を私に下さい
二人だけの時間を
あなたの時間を
私に下さい

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