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クローバー?の奇跡【一番幸せな瞬間】

[117]  Aries  2009-01-27投稿
1月25日・・・

バイトが終わった後に、秀は・・・喫煙所で私の事を待っててくれていた。

秀と二人・・・
いつもと同じ、桜並木の道・・・

でも今はまだ・・・何も無いただの道・・・

本当は、桜が満開になる頃に・・・あなたと二人並んでこの道を歩きたかった・・・。

でも・・・それは、もう叶わない事・・・。

私はこの時、秀とさよならしたら・・・もうこの道は通らないと決めたんだ。

こんなに・・・秀との想い出がつまったこの道は・・・辛すぎて・・・きっと通れないから・・・。


今日はね・・・秀と普通に、気まずくならずに笑って話せる最後の時間なの・・・。

だから私は・・・この最後の時間を、何よりも大切にしたいと思って話してたんだよ・・・。

寒い中、秀はずっと私の話を真剣に聴いてくれたよね・・・

時々笑ったり・・・驚いたり・・・自分の事も話してくれて・・・凄く嬉しかったよ。


秀が途中で、どっか入ろうって言ったよね・・・。
私は・・・お店の中で人目を気にせず話せるかどうか心配だったけど・・・
せっかく巡って来たチャンスを無駄には出来ないと思って・・・秀に着いていった・・・。


秀と二人で入った喫茶店は、結構高めでビックリした・・・。

一杯530円の紅茶なんて・・・秀も私も初めて飲んだよね・・・。

秀にとっても、この日の事が・・・印象に残ってもらえたかな・・・?

二人で入った、最初で最後のお店だから・・・

きっと・・・もう無い・・・。

二人で、同じレモンティーを飲みながら話した事・・・あの瞬間が一番幸せだと感じてた・・・。

今まで、他の誰にも言えなかった悩みを・・・秀になら、自然に話せたんだ・・・。

秀のかもし出す雰囲気が・・・私の心の傷を優しく包んで、癒してくれたような気がした・・・。

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