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ディフェンド? ”操られた友” 18

[415]  2006-07-03投稿
 しばらくすると、光が消えた。
 「あっ!舞っ!」 
 怜は、倒れている舞の方に駆け寄った。舞の近くにはすでに翔が息を切らしながら膝を地面に付けていた。
 「舞は、大丈夫なのか?」
 啓吾が言う。よく見るとかすかに舞は呼吸をしていた。
 「よかったぁっ・・・」
 凛が泣きそうになりながら言う。
 「でも、何で・・・。願いを言ったんじゃ」 
 啓吾が言う。
 「舞様が願いを言った直前に俺がそいつを舞様から取り上げたんだ」
 翔は闇夢玉を見ながら言う。翔の視線の先には闇夢玉が転がっていた。
 「でも、変じゃない・・・?」
 怜は舞を見ながら言う。
 「あ?何がだ?」
 「だって舞は、この世を平和にするためにこれを手に入れたんでしょ?なのに・・・」 
 「あぁっ!!」
 凛が突然大声を出した。
 「な、何だよ・・・凛」
 翔は耳を押さえながら言う。
 「舞様さっきね、『この世を晶様の物になりますように』って、言ってたの!」
 「そうなの。でも、晶って・・・誰なの?」 
 「聞いたことねぇ名前だな・・・」
 「とにかく、源二さんに聞いてみよう」
 「それがいいな」
 と、啓吾が言うと翔は立ち上がって言う。
 「じゃ、俺は舞様を連れて病院に行くよ」 
 翔は、舞を体を起こした。
 「じゃあ、凛」
 「ん?」
 「貴女は私達と一緒に来て」
 と、怜は言う。凛は少し考えて答えた。
 「うん。分かった」
 翔は、舞を連れてその場を離れようとした。
 「翔!」
 啓吾が大声で言う。 
 「?」
 「何かあったらここに連絡しろよ!」
 と、言って啓吾は紙飛行機を飛ばした。翔はそれをつかんだ。そこには、スィークレット・カムパニーの電話番号と住所が書いてあった。
 「あぁ、じゃーな!」
 「あぁ!」
 4人は別方向に歩き出した。啓吾達は源二に晶という人物の情報を聞くために急いでスィークレット・カムパニーへ向かった。

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