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IN LOVED.(8)

[184]  nice time  2009-01-30投稿

「遅いなぁ…連絡ないん?
何しとんのやろか」

もう2杯目だった

何度かドアが開く度に
仁かと思って振り返るけど

ネットでみた顔とはちがう
知らない人に
アタシはため息をもらした

仁たちは現れる気配がない


「ねえレイナ、
アタシおかしくない?
髪型とか大丈夫かな?」

「ヘーキヘーキ!
ウチが見立てたんやで?
もっとしっかりしぃ!」

だって、
だって不安だった

アタシ仁に会うんだよ?

いまになって
なんだか仁が架空の人物
じゃないかとか、
もしかして完全に
だまされてただけかも
なんて思えてきて

アタシはずっとうつむいてた


そんな時だった
時計は10時半を過ぎていた


ーーガチャ

店の扉が開いた


「マスター、こんばんは!」


アタシは水滴のついてる
グラスとカウンターテーブルを
見つめていた視線から
声のする方へ顔を向けた



仁だ。
アナタが仁なんだ。



「めぐちゃん?そうだよね?
こんばんは。仁です」


仁はサングラスをかけて
はにかむ顔が半分隠れていた

ズルい。


いったいアタシは
どんな顔してたんだろ。

仁、覚えてる?

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