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姫は変われるのか5

[366]  みぃやん  2009-01-30投稿
「何してんのかな。」

星「え!?」

星は男達がいる方へ振り向いた。

星「誰ですか?」

「果穂さん、知ってるでしょ?」

星「はい…。」

「何か教えてあげようか?」 星「はい!教えて下さい!」 星は男達の後を着いて行った。男達が向かった先は、古く汚く小さな家だった。 「ここで、話をしよう。どうぞ、中へ。」

星「はい…。」

星は恐る恐る中へ入った。右に3つ、左に3つの部屋がある。星は、右の真ん中の部屋に入れられて、鍵をかけられた。

「あんたの城の中に、知ってる人がいるよ。それからあんた、騙されてるよ。」 星「え!?」

星は閉じ込められて初めて、騙された事に気付いた。男達がドアの方へ向かって行く足音が聞こえた。男達はドアを閉めて、そのまま去って行った。

凜は起きて、星の姿が見えなかったから、城中を探していたけど、何処にもいなく、その事を有栖に話した。有栖は部屋から出た。

有栖「探しに行きませんか?」

凜「はい!」

有栖と凜は、また黙って城から出た。

凜「何処に行ったんでしょう?」

有栖「わかりません。東の方を探しましょ?」

有栖と凜は、東の方へ行って、星を探していた。しかし、星は何処にもいなかった。

凜「いませんね。」

有栖「凜、純様が前、『ここは危険です。』って言ってましたよね?もしかしたら、危険人物に捕まったのではないでしょうか?」

凜「危険人物にですか?もしそうでしたら、どうしたらいいのでしょう…。」

有栖「純様は何か知っているのではないでしょうか。」

凜「だとしても、何処にいるのか、わかりませんし、お城って言っても、何処のお城なのかもわかりませんし。」

有栖「ですよね…。」

有栖は足を止めた。

凜「姫?」

有栖が見ていた先は……



つづく

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