SLOW LOVE(18)
夕方になり腹が減ってきたころ、チャイムが鳴った。
「よっしゃ!晩飯!!」
中級クラスのやつらと晩ご飯の配給がある体育館へ行こうと廊下に出た。
「いまちょうど夕日見えるらしいよ〜」
階段ですれ違った女子たちが屋上へ上がっていった。
「ちょっ…先に行ってて」
俺は一人で屋上へ向かった。もしかしたらユキちゃんがいるかもしれない。
淡い期待を胸に屋上へ上がると結構人が来ていた。みんな山の向こう側に沈んでいく夕日を見ていた。
俺は女子数人で固まって座っているグループに目をやった。
すぐツヤツヤした黒髪と肩の細い子が目に入った。ユキちゃんが原田エリたちと楽しそうに話している。
話しかけようと一歩踏み出そうとすると‥‥またあいつがやってきた。
「わぁ〜夕日!ちょ〜キレ〜イ!」
安田だ。俺の隣にいる…。
安田は俺にヒソヒソ話をし始めた。
「月原さんが平井君のことどう思ってるのか、聞きたいんでしょ?てか、知っといた方がいいよ。」
「は?どうゆうこと?」
ヤバい。聞いてしまった。
安田はチラっとユキちゃんを見て耳打ちしてきた。
「なんかね…、『平井君の想いが強すぎる』みたいなこと言ってた。あと『この先やっていけるかな』とか言ってたの聞いちゃった。月原さんってワガママだよね〜」
俺はいきなり頭の中がズシッと重くなった。
「よっしゃ!晩飯!!」
中級クラスのやつらと晩ご飯の配給がある体育館へ行こうと廊下に出た。
「いまちょうど夕日見えるらしいよ〜」
階段ですれ違った女子たちが屋上へ上がっていった。
「ちょっ…先に行ってて」
俺は一人で屋上へ向かった。もしかしたらユキちゃんがいるかもしれない。
淡い期待を胸に屋上へ上がると結構人が来ていた。みんな山の向こう側に沈んでいく夕日を見ていた。
俺は女子数人で固まって座っているグループに目をやった。
すぐツヤツヤした黒髪と肩の細い子が目に入った。ユキちゃんが原田エリたちと楽しそうに話している。
話しかけようと一歩踏み出そうとすると‥‥またあいつがやってきた。
「わぁ〜夕日!ちょ〜キレ〜イ!」
安田だ。俺の隣にいる…。
安田は俺にヒソヒソ話をし始めた。
「月原さんが平井君のことどう思ってるのか、聞きたいんでしょ?てか、知っといた方がいいよ。」
「は?どうゆうこと?」
ヤバい。聞いてしまった。
安田はチラっとユキちゃんを見て耳打ちしてきた。
「なんかね…、『平井君の想いが強すぎる』みたいなこと言ってた。あと『この先やっていけるかな』とか言ってたの聞いちゃった。月原さんってワガママだよね〜」
俺はいきなり頭の中がズシッと重くなった。
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