ロストクロニクル7―4
「ったく!あの犬の体どうなってんだ?」
「多分、剣なんかに使われる鉄だと思う」
「鉄だと?」
「でも、大丈夫さ。ぼくに任せてよ」
タクトは自分の顔の前でベルズ鉱石でできた剣をちらつかせた。
「ああ、今回は任せた」
ウェドはハンマーをしまった。
タクトは自ら犬のに向かっていった。
タクトは犬に剣を降り下ろしたが、犬は犬とは思えない身軽な動きで素早くタクトの攻撃を右へかわした。だが、タクトはその動きを見逃さず、すかさず降り下ろした剣を右へに向かって斬りつけた。
犬の二つに別れた体の中には幾つもの配線があり、そこから電気が放電されていた。
「タクト、あっちのやつも頼んだぞ」
ウェドの指差す方向には三匹の犬がいた。
「よろしく〜」
ウェドがタクトの肩をポンポンと二度叩いた。
「まったく・・・」
タクトは三匹の犬に向かって走り出した。
走りながらテンポよく三匹の犬を次々と斬っていった。
「あとあっちにもいるぞ」
ウェドが今度は反対の方向を顎で指した。
「ちょっとは手伝ったらどうなんだ!」
「だって仕方ないだろ」
ウェドが欠伸をするような返事をする頃にはタクトは既に新たに現れた犬に向かって走っていた。
「タクト、さすがにまずくなってきたぞ」
今度は暗闇の向こうから無数の威嚇するような犬の遠吠えが聞こえてきた。
「どうする?ウェド」
「どうするって言われてもなー」
ウェドは頭を掻いた。
「相手が鉄なら溶かせばいいんですよ」
タクトたちが振り向くと、いつ起きたのかフラットが起き上がっていた。
「フラット!起きてたのか?」
「起こされたんですよ」
フラットは眠いのか半分目が閉じていた。
「大丈夫ですよ。僕の火力だとあれくらいの鉄だと簡単に溶かせますよ」
「だったらあの犬たちを溶かしてくれないか」
「ここは一面草だらけの草原です。なるべく火をコントロールしますけど、一度火をつけると僕たちも被害を被りますよ」
相変わらず眠たそうな声で淡々と説明した。
「でも、このままだとぼくたちは犬に襲われてしまうだけだ。やるしかない」
「分かりました。それでは、パールさんを起こして下さい。火を放ちます」
「多分、剣なんかに使われる鉄だと思う」
「鉄だと?」
「でも、大丈夫さ。ぼくに任せてよ」
タクトは自分の顔の前でベルズ鉱石でできた剣をちらつかせた。
「ああ、今回は任せた」
ウェドはハンマーをしまった。
タクトは自ら犬のに向かっていった。
タクトは犬に剣を降り下ろしたが、犬は犬とは思えない身軽な動きで素早くタクトの攻撃を右へかわした。だが、タクトはその動きを見逃さず、すかさず降り下ろした剣を右へに向かって斬りつけた。
犬の二つに別れた体の中には幾つもの配線があり、そこから電気が放電されていた。
「タクト、あっちのやつも頼んだぞ」
ウェドの指差す方向には三匹の犬がいた。
「よろしく〜」
ウェドがタクトの肩をポンポンと二度叩いた。
「まったく・・・」
タクトは三匹の犬に向かって走り出した。
走りながらテンポよく三匹の犬を次々と斬っていった。
「あとあっちにもいるぞ」
ウェドが今度は反対の方向を顎で指した。
「ちょっとは手伝ったらどうなんだ!」
「だって仕方ないだろ」
ウェドが欠伸をするような返事をする頃にはタクトは既に新たに現れた犬に向かって走っていた。
「タクト、さすがにまずくなってきたぞ」
今度は暗闇の向こうから無数の威嚇するような犬の遠吠えが聞こえてきた。
「どうする?ウェド」
「どうするって言われてもなー」
ウェドは頭を掻いた。
「相手が鉄なら溶かせばいいんですよ」
タクトたちが振り向くと、いつ起きたのかフラットが起き上がっていた。
「フラット!起きてたのか?」
「起こされたんですよ」
フラットは眠いのか半分目が閉じていた。
「大丈夫ですよ。僕の火力だとあれくらいの鉄だと簡単に溶かせますよ」
「だったらあの犬たちを溶かしてくれないか」
「ここは一面草だらけの草原です。なるべく火をコントロールしますけど、一度火をつけると僕たちも被害を被りますよ」
相変わらず眠たそうな声で淡々と説明した。
「でも、このままだとぼくたちは犬に襲われてしまうだけだ。やるしかない」
「分かりました。それでは、パールさんを起こして下さい。火を放ちます」
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