ソードメーカー16―?
ロザラムは拳を震わせながら、唇を噛んだ。
「あ、そうそう。そこの君とお嬢さん、貴方達に関しての助命は一切彼女の口からは出なかったから。家族やロイ以外はそのまま死んでもよかったのかもよ」
ユミナはリリーとルイスを剣の切っ先で指しながら、愉しそうに言った。
「っ…!」
「…」
ルイスとリリーはそれを聞いて、驚いたような表情で、エミリアの方を見た。
エミリアは顔を伏せて、身体を震わせていた。
「…ふざけんなよ…俺の父ちゃんと母ちゃんを殺した奴が…」
ルイスは怒りの表情で、ユミナを睨んだ。
「そうね。あんたにそんな事を言う資格は無いわ。私たちをこんな目に遭わせたのは先生じゃない、あんたなんだから」
リリーは不愉快な顔をしながら、吐き捨てるようにして言った。
「俺が先生の立場でも、父ちゃんと母ちゃんの助命を先に願い出るさ。それに、先生達は俺達を守る為に出来うる限りの事をしてくれた。そんな先生を恨む事は出来ねえよ!」
「私もそれに賛成よ。あんた達は最初から私達を殺すつもりだったみたいだし、先生が仮に助命しても聞いてはくれなかったでしょうからね」
「…」
ユミナはリリーとルイスを見つめながら、不愉快そうに顔を歪めた。
「あ、そうそう。そこの君とお嬢さん、貴方達に関しての助命は一切彼女の口からは出なかったから。家族やロイ以外はそのまま死んでもよかったのかもよ」
ユミナはリリーとルイスを剣の切っ先で指しながら、愉しそうに言った。
「っ…!」
「…」
ルイスとリリーはそれを聞いて、驚いたような表情で、エミリアの方を見た。
エミリアは顔を伏せて、身体を震わせていた。
「…ふざけんなよ…俺の父ちゃんと母ちゃんを殺した奴が…」
ルイスは怒りの表情で、ユミナを睨んだ。
「そうね。あんたにそんな事を言う資格は無いわ。私たちをこんな目に遭わせたのは先生じゃない、あんたなんだから」
リリーは不愉快な顔をしながら、吐き捨てるようにして言った。
「俺が先生の立場でも、父ちゃんと母ちゃんの助命を先に願い出るさ。それに、先生達は俺達を守る為に出来うる限りの事をしてくれた。そんな先生を恨む事は出来ねえよ!」
「私もそれに賛成よ。あんた達は最初から私達を殺すつもりだったみたいだし、先生が仮に助命しても聞いてはくれなかったでしょうからね」
「…」
ユミナはリリーとルイスを見つめながら、不愉快そうに顔を歪めた。
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