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姫は変われるのか7

[359]  みぃやん  2009-02-01投稿
純「果穂とは七年間、幼い頃から一緒でした。」

凜「七年間っていつから仲良かったんですか?」

純「一歳の頃からです。」

凜「昔から知り合いだったんですね。」

純「はい。それで、六歳の時に事件が起きたんです。」

凜は二人の関係を辛くなっても、くわしく聞きたかった。

純「僕の母が知らない人に捕まったんです。僕が母を助けに来させようとしたんです。果穂はなぜが、それを知っていて、僕が母の元へ行こうとしたら、果穂が止めたんです。それで、果穂の父と母が僕の母を助けに行ったんです。僕の母は助かったんですが、果穂の父と母は知らない人に殺されてしまったんです。僕はいつも、果穂に助けられていました。そして、果穂の親が亡くなってから、僕と会うのは、禁止になったんです。だから、会えるならもう一度だけ会いたいんです。」

凜「そうだったんですね…すいません…。」

いけないことを聞いてしまったと思っていた。

純「いえ。」

有栖「純様は果穂の事が、大切なんですね!」

純「はい。」

凜は聞くんじゃなかったと思っていた。果穂とそんな事があったなんて、昔からの知り合いだったなんて、そんなこと聞きたくなかったと思っていた。

凜(今、凄く辛い…人を好きになると、こんなにも苦しくて、辛いなんて思ってなかった…。)

有栖「果穂の事、好きですか?」

純「それは…。」

凜は純が戸惑っていて、つい、こんなことを言ってしまった……



つづく

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