【AI】の記憶 11
一緒にこの恋愛映画見たかったのになぁ〜なんて思ってると伝票の日時と借りた人の名前が書かれているのが目に入った。
『レンタル日 6月14日 返却予定日 6月21日 会員名 美竹 涼子 様』
誰?この美竹 涼子って?しかもレンタル日が 6月14日って今日が6月16日だから一昨日だ。この日は勇樹が熱を出してしまって逢う約束がキャンセルされた日だ・・・
あたしは、頭の中が真っ白になりそのままレンタルの袋を勇樹に押し付けて走って外に出てきた。
『おいっ。ちょっと待てよっ〜どうしたんだよっ』
勇樹に腕を掴まれて立ち止まった。あたしは泣いているのが悟られないように後ろを向いたまま
『いったい、誰なの?その美竹って人は?』
沈黙の間が流れた・・・すごく一瞬だったけど、この二人にはとてつもなく長い時間に感じたに違いない。
『レンタル日 6月14日 返却予定日 6月21日 会員名 美竹 涼子 様』
誰?この美竹 涼子って?しかもレンタル日が 6月14日って今日が6月16日だから一昨日だ。この日は勇樹が熱を出してしまって逢う約束がキャンセルされた日だ・・・
あたしは、頭の中が真っ白になりそのままレンタルの袋を勇樹に押し付けて走って外に出てきた。
『おいっ。ちょっと待てよっ〜どうしたんだよっ』
勇樹に腕を掴まれて立ち止まった。あたしは泣いているのが悟られないように後ろを向いたまま
『いったい、誰なの?その美竹って人は?』
沈黙の間が流れた・・・すごく一瞬だったけど、この二人にはとてつもなく長い時間に感じたに違いない。
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