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待受男

[142]  2009-02-03投稿
好きな女が出来ても決してそれなりの行動はとらずに生きてきた
それなりに出会い 結婚もしたが 離婚もした
色々経験しても やっぱり性格上向上せずに 自分の歳は四十路の門にあとわずかだった

美鈴と出会ったのは三年前だった
中途で就職した小さな会社で彼女は働いていた
冬だったので着太りしてるとは思ったが それでも体格はよかった

僕は最初彼女の話し方や態度に不満を持ち なんて意地の悪い女なんだろうと思った

次第に月日はながれる
周りの仲間も彼女に対して好いことは言わない
しかし 毎日と言っていいくらい 同じ現場での作業で 朝から翌朝まで一緒のときもあった

やはり いつも一緒にいると仲良くなるのは当然で
気付いたら惚れていた

周りの話では 彼女は既婚で不倫相手がいる との噂だった
ある日 二人切りで地方に仕事にでかけた
はじめてお互いの過去に触れる話をした

その頃から ひょっとしたら彼女も僕に気があるのではと 妄想するようになり自分の中で微妙な言葉を言ってしまうずるい日が続いた

そんなある日、、


つづく

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