心根?
カラオケボックスの中はこの前より一回り小さかった。なぜか彼女との距離がいつもより近く感じた。僕は彼女と相談して飲み物を注文した。
『翔太君から歌っていいよ』
彼女が言ってきたので僕は藤木直人のHEI FRIENDSを入力した。
『その曲好きなんだ』
『うん。なぜかこの曲聞くと少し切なくなるんだ。ノリがよくて切なくなる曲、こういう曲は好きだな〜』
『翔太君って変わってるね!初めて翔太君と会ったときはもっとクールな人だと思ってた』
そんなことを思っていたのか、と思った。
そして僕は熱唱した。得点は七十五点だった。五点の進歩。もう四倍頑張れば百点。
二人で交互で歌い初めて一時間が過ぎた。二人だとそろそろ限界のような気がした。お互い歌う曲がなくなってきて、盛り上がりも下がってきた。心臓の鼓動が早くなっていくのがわかる。そろそろだ…。
『真澄さん、大事な話があるんだ』
彼女は真剣な眼差しでこちらを見ている。彼女の瞳は何かを感じ取っているように見えた。今まで陽気に動いていた時間が凍り付いたように止まった。
『翔太君から歌っていいよ』
彼女が言ってきたので僕は藤木直人のHEI FRIENDSを入力した。
『その曲好きなんだ』
『うん。なぜかこの曲聞くと少し切なくなるんだ。ノリがよくて切なくなる曲、こういう曲は好きだな〜』
『翔太君って変わってるね!初めて翔太君と会ったときはもっとクールな人だと思ってた』
そんなことを思っていたのか、と思った。
そして僕は熱唱した。得点は七十五点だった。五点の進歩。もう四倍頑張れば百点。
二人で交互で歌い初めて一時間が過ぎた。二人だとそろそろ限界のような気がした。お互い歌う曲がなくなってきて、盛り上がりも下がってきた。心臓の鼓動が早くなっていくのがわかる。そろそろだ…。
『真澄さん、大事な話があるんだ』
彼女は真剣な眼差しでこちらを見ている。彼女の瞳は何かを感じ取っているように見えた。今まで陽気に動いていた時間が凍り付いたように止まった。
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