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姫は変われるのか11

[368]  みぃやん  2009-02-05投稿
その子は、奈々瀬という子だった。性格も良くて、とてもいい子だと有名だった。誰もが話をしてみたいと思っている人。

奈々瀬「間違ってないと思うよ。だからと言って、どっちが正しいって訳でもないよ。」

星「え!?聞いてた?」

奈々瀬「あんだけ大きな声で言ってたら、まる聞こえだよ!」

星(この人と話すの初めてだし、話せて良かったかも。話しかける事も出来なかったし。)

奈々瀬「聞いてる?」

星「聞いてるよ!奈々瀬、凜と話してくれないかな?また、喧嘩しそうだし…。」

奈々瀬「本当に私が凜に話してもいいの?自分から話した方がいいと思うよ。私が話しても、伝わるものも、伝わらなくなっちゃうよ。それでもいいの?」

星は少し考えて、口を開けた。

星「でも…。」

星は友達を失う気がして、不安だった。

奈々瀬「喧嘩してもいいと思うよ。喧嘩して、本気で嫌いにならないと思うよ。凜と星ならね!」

星「うん…。」

奈々瀬「勇気を出して!声に出して、今の気持ちを伝えないと!頑張って、星!」

星は思いっきりうなづいて、凜の元まで走った。凜は有栖の部屋の前で立っていた。凜と有栖の話し声が聞こえた。星は隠れて二人の話を聞いた。

凜「私、星にも蘭にも怒っちゃいました。二人を傷付けちゃいました。」

有栖「悪いと思っているなら、二人に謝った方がいいですよ。仲直りしたいんでしょ?」

凜「そうします。」

凜が、星を探しに行こうとした時……



つづく

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