咎 3
爆音が支配していた空間がものの数十分で静寂に取って代わられていた。
死の静寂。その中でただ1人立っている者がいた。彼だ。彼に外傷は殆ど無く、襲ってきた個体の体液で汚れていただけだった。入ってきた時には混戦状態で周りを確認することができなかったが、今はここがとても広く白い部屋であることが分かった。と言っても銃痕や爆発による汚れで五割ほど白は失われていたが。
何が起こったのか分からない。思考が追いつかない。
ポーンという軽い音が部屋中に響くと同時に、入ってきた方ではない扉が開いた。彼はその扉に向かって歩き出した。向かう途中に長刀を拾い上げる。なぜ戦わねばならぬのか。知りはしないが、迷いはない。彼はソレがここのルールであることを先程の戦闘で何となく理解した。
前と同様に扉をくぐり抜けると同時に扉は閉まり、扉の先にはやはり前回と同様に狭く白い部屋。自身にかかる重圧で部屋がまた上に向かっていることがわかる。
扉の先にはさっきより狭い部屋に1体の個体がいるだけだった。彼は油断することなく長刀を構えゆっくり間合いを詰めていく。
その時、個体が不意に話し出した。
「色々とお困りでしょう。私と少しお話しませんか。」
死の静寂。その中でただ1人立っている者がいた。彼だ。彼に外傷は殆ど無く、襲ってきた個体の体液で汚れていただけだった。入ってきた時には混戦状態で周りを確認することができなかったが、今はここがとても広く白い部屋であることが分かった。と言っても銃痕や爆発による汚れで五割ほど白は失われていたが。
何が起こったのか分からない。思考が追いつかない。
ポーンという軽い音が部屋中に響くと同時に、入ってきた方ではない扉が開いた。彼はその扉に向かって歩き出した。向かう途中に長刀を拾い上げる。なぜ戦わねばならぬのか。知りはしないが、迷いはない。彼はソレがここのルールであることを先程の戦闘で何となく理解した。
前と同様に扉をくぐり抜けると同時に扉は閉まり、扉の先にはやはり前回と同様に狭く白い部屋。自身にかかる重圧で部屋がまた上に向かっていることがわかる。
扉の先にはさっきより狭い部屋に1体の個体がいるだけだった。彼は油断することなく長刀を構えゆっくり間合いを詰めていく。
その時、個体が不意に話し出した。
「色々とお困りでしょう。私と少しお話しませんか。」
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