携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 会いたくて 4話

会いたくて 4話

[322]  2009-02-10投稿
仕事が出張ばかり続く夏の終わり週末地元に帰ると、急いで汚い作業着姿から精一杯のオシャレをし、普段気にもしない髪もセットしてみゆきを迎えに車を走らせた。
前から相談したいことがあると言われいたおれは気晴らしに、地元じゃ有名な夜景スポット「パイロット」へ連れて行った。
星空に感動したあとみゆきは話し始めた。
小学生で両親が離婚したこと。
お母さんに新しい恋人ができたこと。
中学生になってからその人から暴力を受けていること。
誰にも言えずにいたこと。
それとともに子宮に病気をかかえたこと。
東京に行ったお父さんのところへ行くため東京の大学を受験したこと。
おれはあまりに彼女がかかえるモノの大きさに何て言ってあげればいいのかもわからなかった。
するとみゆきは
「ひいた?」
と、無言のおれに言った。
ひいたわけじゃないけど、その時どう言葉にすればいいかおれにはわからなかった。
いつものようにみゆきを送ったあとから、朝、仕事中、夜、寝る前ずっと考えた。
おれは彼女に何がしてあげれるだろう。

つづく。

感想

感想はありません。

「 優 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス