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クローバー?の奇跡【初めての告白】

[130]  Aries  2009-02-10投稿
秀と二人で過ごす最後の時間が・・・動き出した・・・
これが本当のラストチャンス・・・。

でも中々切り出せなくて、関係ない話しばかりしてた・・・
時間だけが過ぎていって・・・
何の為にここに来たんだって思ったら・・・
この時間を無駄にはしたくないと思った・・・

そして・・・

生まれて初めて伝える・・・愛の告白


『私ね・・・。ホントはね・・・本当は、ずっと・・・ずっっと・・・好きだったの・・・』


『えっ・・・』

秀の時間が一瞬止まったのがわかった・・・。

あまりの突然で、秀は頭の整理に戸惑っていた・・・。

『でもね・・・ずっと言えなかったの・・・。嫌われたくなくて・・・今の関係を壊したくなくて・・・言っちゃいけないんだって思ってたの・・・』

私がこう言うと・・・秀は・・・

『俺なの?今までの事は全部・・・俺のせいなの?俺なんかの事でそんなに悩んでたの?』と言った・・・。

そう・・・全部秀の事だよ・・・。秀を想っては届かない気持ちに涙してた・・・。
他の誰でもない、秀だから・・・私の好きなあなただから・・・こんなに悩んでこんなに泣いて・・・気持ちを伝えようって思えたんだよ・・・。

秀は・・・やっと少し理解したのか、冗談半分の顔から真剣な表情に変わった・・・。

それからは、黙ってちゃんと私の話しを聴いてくれた。

そして・・・

『俺じゃダメだよ。俺はそんな良い奴じゃ無いし、もっと良い男はいっぱい居るよ・・・
俺みたいな最低な男にお前は勿体ないよ。
だから、良い人を見つけて幸せになってほしい・・・』
秀は私にこう言った・・・。

違う・・・そうじゃない・・・
どんなに良い人が現れたとしても、私には秀しか見えないの・・・

秀じゃなきゃダメなのに・・・
この気持ちは絶対に変わらないって想える・・・

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