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shape 24

[130]  のん♯  2009-02-11投稿
――王子の執事
僕の名前は、セバスチャン。王子に仕えて10年あまりがたった。幼い頃から仕えているので、王子は僕に心を開きっ放しである。
王様や女王様、国民の前では凛々しくて威厳のあるお方ですが、僕の前ではわがままで優柔不断な子供みたいです。
今日は、朝から気分がすぐれないようでまだベッドの中にいます。
『王子どうしたのですか??何かお食べにならないと。』
『俺は、もう駄目だ。彼女のことばかり考えてしまう。あぁ、彼女はどこに行ってしまったんだ。』
『彼女??昨日の舞踏会で、運命の相手を見つけることができたんですか??大臣の娘のアーナー様ですか??それとも王様の従兄弟の孫のマリ様ですか??』
『分からないんだ。名前も誰の娘なのかも...。』
『では、何か手掛かりになるものはありますか??』
『ガラスの靴だけ...』
『では、この国の娘からそのガラスの靴の持ち主を探しましょう。昨日の舞踏会に参加したのは、この国の娘ですから。』
『見つかるかな??逃げられたらどうしよう??嫌われたらどうしよう??』
弱気な王子は、泣きそうな顔をしてネガティブなことばかり言うので、主人というのを忘れてガツンと言ってしまった。
『そんなに弱気で、女をくどくことはできませんよ。そんなんだからいつも、結婚のチャンスを逃すんですよ。』
『セバスチャン...そうだな。いつまでも泣き言ばっかり言ってられないな。よし!!あの子を探しに行こう。』
『彼女の本心が知りたいですか??』
『あぁ。』
『でしたら、召使の格好をして下さい。王子と分かったら、どんな人でも本音は言えないですから。』
『お前の言うとおりにしよう。』
こうして王子は、運命の人を探す旅(?)にでた。

次回→shape 24.5

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