壊れた脳漿は微笑みを知らない9
ゼルダ「それで…、何で俺を呼んだんだ?」
?「またクスリを調達して来て欲しいんですよ。…最近契約者が増えてますから。」
ゼルダ「…まぁそんなこったろうと思ってたがな…。3日で届ける。あと…。」
?「あと…?」
ゼルダ「お前…。本名はなんていう?…日本人だろ?」
?「…名前…。そんなものに意味などありませんが…、いいでしょう。
私は明智彦ノ宮といいます。しかし…、その名で呼ばれるのは好きではありません。今まで通り、お前と呼んでください。」
ゼルダ「…。いつになったら…、この仕事を辞めるんだ?お前はまだ若い。この世界に居るべき人間じゃないだろ…?」
明智「…何を言ってるんですか…。
辞めませんよ…。
最後まで…。」
ゼルダ「…。」
明智「私達は…、もう…、引き返せないんですよ…。」
ゼルダ「…。そうだったな…。すまない…。
しかしアレだな…。
お前のやってることは人々の救済じゃなく、クスリで幻覚を見せているだけじゃないか。
悪魔の契約を交わした人間にクスリを投与して、幻覚を見せているだけじゃないか。」
明智「…まぁ…、いいでしょう?契約者は自らその道を選ぶんですから。」
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