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…ごめんね。

[306]  奈緒  2009-02-14投稿
『…ごめんな』

そう言って、あなたは人混みの中に消えて行ったんだ。


あたしは、携帯の付けてたストラップを握りながら

あなたの背中を、見送ったんだ。

何にも出来ずに、ちっぽけなあたしに

笑いかけてくれたね。

ごめんね。…ごめん。

好きやったんよ。
あなたのことが。

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