携帯小説!(PC版)

懲役

[494]  喜一  2009-02-15投稿
2月13日
しかし今の留置場は快適だ。夏は冷房、冬は暖房と至れり尽くせりだ。飯は金持ってるやつは自弁、持ってないやつは官弁と飯は食える。暇潰しに本まで貸してくれるし、冬なら週2日、夏なら週3日風呂にまで入れる。
床は絨毯でゴロゴロ出来る。そういえば昨日の夕方手紙が届いた!母親からだ、今回で二回目だからもう知らない!勘当だ!という内容だった。
そう俺は二回目の逮捕歴。一回目は今から五年前、今回と同じ傷害事件だった。 ある居酒屋で友達と飲んでいた、向かいで飲んでる客のグループと口論となり気づいたら留置場の中今と五年前がフラッシュバックする!

坊主頭のヤクザ者が笑いながら何か言ってる。思考回路を五年前から現在に戻しもう一度聞き返した。お前は再犯だし同じ罪名だから、パイや執行猶予にはならねえ!今回は行くんじゃねえか、刑務所によ!と言って笑ってた。


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