shape 26
――王子
次の家で、105軒目。
国中の娘の中から探すと口では、簡単に言えるけどいざ行動するとなると大変だな。
『王子!!もうすぐ着きますよ。』
『今度は、誰の娘だ??』
『ガウディ伯爵の屋敷ですが、ガウディ様は5年前にお亡くなりになっています。いまは、ガウディ夫人と娘のカローナ様とミリー様が屋敷にお住まいです。』
『ガウディ??聞いたことないな。役職は、なんだ??』
『正式には、エクター・ド・ガウディ様です。』
『エクター?!昔よく、城に来ていたエクターか!!そうか、ガウディという名だったのか』
『はい。当時彼は、ダイヤモンドの鉱脈で有名でしたから、いろいろとあったのでしょう。それで、エクターを名乗っていたのでしょう。』
『そうか...。俺が、子供の頃はよく世間の話をしてくれたんだ。ぱったり来なくなったから心配していたのに。やつは、もうこの世にいないのか。』
『ガウディ様は、わたしが王子に仕える前よくお城に行っていたそうですね。王子!!私の前だからいいですが、他で``俺''と言わないで下さいね。』
『はい。はい。』
ヤバい。昨日、あの人の前で``俺''って言っちゃった...。
まぁ、未来の妻だからいっか。
『着きましたよ。』
そこは、他の屋敷とは何等変わったとこのない屋敷だった。
コンコン
『王子の使いのものです。この屋敷の娘を全員呼びなさい。』
『はい。娘のカローナです。そのガラスの靴の持ち主はこの子です。』
『確かに、それはわたしが落としたものです。わたしが王子様の運命の人です。』
『では、履いて下さい。この靴のサイズはぴったりですか??』
『う〜ん。う〜ん。えぇ、もうぴったり!!』
その瞬間ガラスの靴がカローナの足から離れた。というより、サイズが合わなくて足が靴を跳ばした。
『あっ、これはサイズが合わないのではなく、足が浮腫んで...。』
『この嘘つきめ!!わたしを誰と思っている。』
俺は、嘘つきに腹を立てて正体をばらしてしまった。
『わたしは、この国の第一王子のハミールだ。』
『王子様!?』
その娘の驚いた顔は、ひどいものだった。
『他に娘は、いないのか??』
『はい..いいえ。』
『いるのかいないのかはっきりして下さい』
『お待ち下さい!!』
次回→shape 27
次の家で、105軒目。
国中の娘の中から探すと口では、簡単に言えるけどいざ行動するとなると大変だな。
『王子!!もうすぐ着きますよ。』
『今度は、誰の娘だ??』
『ガウディ伯爵の屋敷ですが、ガウディ様は5年前にお亡くなりになっています。いまは、ガウディ夫人と娘のカローナ様とミリー様が屋敷にお住まいです。』
『ガウディ??聞いたことないな。役職は、なんだ??』
『正式には、エクター・ド・ガウディ様です。』
『エクター?!昔よく、城に来ていたエクターか!!そうか、ガウディという名だったのか』
『はい。当時彼は、ダイヤモンドの鉱脈で有名でしたから、いろいろとあったのでしょう。それで、エクターを名乗っていたのでしょう。』
『そうか...。俺が、子供の頃はよく世間の話をしてくれたんだ。ぱったり来なくなったから心配していたのに。やつは、もうこの世にいないのか。』
『ガウディ様は、わたしが王子に仕える前よくお城に行っていたそうですね。王子!!私の前だからいいですが、他で``俺''と言わないで下さいね。』
『はい。はい。』
ヤバい。昨日、あの人の前で``俺''って言っちゃった...。
まぁ、未来の妻だからいっか。
『着きましたよ。』
そこは、他の屋敷とは何等変わったとこのない屋敷だった。
コンコン
『王子の使いのものです。この屋敷の娘を全員呼びなさい。』
『はい。娘のカローナです。そのガラスの靴の持ち主はこの子です。』
『確かに、それはわたしが落としたものです。わたしが王子様の運命の人です。』
『では、履いて下さい。この靴のサイズはぴったりですか??』
『う〜ん。う〜ん。えぇ、もうぴったり!!』
その瞬間ガラスの靴がカローナの足から離れた。というより、サイズが合わなくて足が靴を跳ばした。
『あっ、これはサイズが合わないのではなく、足が浮腫んで...。』
『この嘘つきめ!!わたしを誰と思っている。』
俺は、嘘つきに腹を立てて正体をばらしてしまった。
『わたしは、この国の第一王子のハミールだ。』
『王子様!?』
その娘の驚いた顔は、ひどいものだった。
『他に娘は、いないのか??』
『はい..いいえ。』
『いるのかいないのかはっきりして下さい』
『お待ち下さい!!』
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