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DREAD 『過去に縛られた女』

[870]  lime  2009-02-16投稿

往年の大スターだったアニー。
過去の栄光が忘れられずに、自宅の映写室で自分の映画を見る毎日。マネージャーはたまには外に出るようすすめたが、聞く耳持たず。毎日毎日自分の過去の栄光に浸る毎日だった。そんな彼女に、ある日取材の依頼が来て、アニーは大喜び。化粧をしたり、衣装を選んだりと、とても胸を躍らせていたのだった。マネージャーがすすめる服などには目もくれず、昔着た衣装を身にまとって、取材に応じた。
しかし、アニーの以前と変わらぬ横柄なスター然としたものには目に余るものがあり、取材もそこそこに切り上げ、当然記事もこき下ろすものとなった…。

意気消沈し、再び自宅で自分の映画を見る毎日を送る彼女…。
「あの頃は本当に素晴らしかったわ…。
何時も輝いていた…。でも‥それが今じゃ‥う…うぅぅ…」
彼女はスクリーンを見つめながら、静かに泣き出した。止まらない涙…。今の自分がとても情けなくて、とても悔しかったのだ‥。
「うぅぅ‥あの頃に…あの頃に戻りたい‥ああ…」
スクリーンを見れば見るほど悲しくなり、涙の勢いは止まることを知らず、次から次へと溢れ出る。
「ああ…もう一度…もう一度…うぅぅ…。」
彼女の精神は少し不安定になっていた。
だが、その時、突如とスクリーンが凄まじい光を発しながら輝いたのだ。彼女は思わず目を覆ったが、次ぎの瞬間…。
「キャァァァア!!!!」
彼女の凄まじい悲鳴が部屋全体に響き渡る…。










アニーの様子を見にきたマネージャーは、映写室から笑い声が聞こえるのを耳にする。そっと中をのぞき込むが、そこには誰もいなかった…。


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