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ガンバッ! みなみ

[252]  紫依  2009-02-17投稿
優等生? 劣等生? アナタならどっちがいい? なんて愚問だよね…。 もちろん誰だって優等生の方が良いに決まってるもの、
でも――。 でもね、頑張っても人には限界ってあるんだから、そこの所は理解して欲しいよね。
「あの〜すいません。」
「は〜い。」
来客に気付いて、慌てて出迎えに行くあたしは、笠原みなみ15歳。
一応高校受験を控えた受験生なんだけど、今は家の手伝いで大忙し
「どうされましたか?」
ゆっくりと、落ち着いて、相手の顔をちゃんと見て…。
(えっ! あっ、あの…)
言われてる様に、御客に接していたら、突然その人が泣き始めちゃって、あたしってば、また、何か失敗したんだって思い込んで、咄嗟にその人をぎゅ〜って、抱締めたんだけど。
それが逆に感情を高めさせて
「巫女様―!!」 なんて。
(あーあ、どうしよう? また、怒られちゃうよ)
「あらあら?」
竹ぼうき片手にのほほんとした笑顔で、玄関に入って来たのは、あたしのママ。
「どうしたの? そんなに泣いてらしたらお子さんが心配しちゃうわ。」
あたしは、ママの言葉の意味が分らず何処に子供がいるの? って、辺りを見回す。 「大丈夫? しっかりして! ほらっ。」
あたしが一人、きょろきょろしている内に奥から 巫女様が登場。
彼女は静嘉(せいか)19歳。
世間で言う優等生で容姿端麗のあたしの姉その上ママにも劣らない巫女の力が今話題になって、神社には次々に人が押し寄せて るの。
だから、家では、誰もお姉ちゃんに逆らえないし勝てないの。
でも、あたしにはたった一つだけど、自慢出来る事があるんだ!
それはね、勉強でも無く、何かの力があるでも無いけど一応お姉ちゃんには無いもの がある。それはね…
「みなみっ、出られるか?」
「こうちゃん。」
そう、彼氏がいる事!
初めは、なんであたしなんだろう?
なんて考えた事もあったけれど、今はラブラブなの。
お姉ちゃんは何も言わないけど、帰ってその訳を聞くのが怖くて何も聞けないって事実もあるの。
だって、お姉ちゃんには未来まで見えてるんだもの!
「み〜み今日は外に出ない方がいいよ。」だから、そんな事言われたら、いくら大好きなこうちゃんの誘いでも、
「ごめんねっ! こうちゃん。」
断ってたんだけど……。

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