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姫は変われるのか22

[322]  みぃやん  2009-02-19投稿
そこにいたのは、由奈だった。

凜「どうしたの?」

由奈「何もないです!」

その場から立って、行こうとしたら、

凜「一人で泣いてないで、誰かに話した方がいいよ。私で良かったら、聞くよ?」

立ち止まって、こう言った。

由奈「あなたは人のせいにされたことがありますか?」

凜「え!?ないのかな?」

由奈「じゃあ、言ってもわかりません。私の事は、ほっといて下さい。」

凜「私はあんたの事、よくわかんない。でも、気にしちゃ駄目?しかもあんたの事を何でも知りたい。仲良くなりたい。それって、いけないこと?」

由奈「私は友達なんていらない。知ってほしくなんかない。」

凜「わかったよ。もう、話かけたりなんてしないよ。」

凜はムカついて、そう言ってしまった。
(由奈はきっと何かある。悠って誰なんだろう?)
と思っていた。

有栖「凜、どうしたの?考え事なんてして。」

凜「ねぇ今から、純と悠に会わない?」

有栖「今日はやめよ?怒られたばかりだし。」

凜「明日にしよっか!」

有栖と凜は、純と悠に会いに行くことにした。


凜「有栖姫、起きてる?」

有栖は『うん』と言った。二人は母にばれないように、早く起きて、城の外に出た。そこに……



つづく

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