携帯小説!(PC版)

トップページ >> スポーツ >> Push!Push! #1

Push!Push! #1

[620]  ねむしゅー  2009-02-20投稿
時計を見るとPM8:05を指していた。
ネクタイをゆるめ、クローゼットを開け、ハンガーをとりスーツをかける。
毎日の仕事から帰ってきての
同じ作業。
苦も感じなかったし、楽しいとも思わない。
部屋につくのも毎日1分と違わない。
高校から着てるジャージに着替えた後は
下に降り、母親の作った晩飯を食う。そして風呂に入り、眠くなるまでテレビを見るかゲームをして過ごす。
ゲームソフトももう2年、新しいのを買っていない。
同じゲームをずっと目標もなく繰り返している。
そしていつもの時間に床につく。
高校を出て社会人になり
1年半同じペースの繰り返し。
高校時代もいじめられっこでもなければ、いじめっこでもなかった。
テストも平均は取れた。
体育のテストも平均だった。
高望みをしない周囲は安心していた。
おれはただそういった月日を過ごしてきた。

AM7:00に目覚ましが鳴る。 時計を止めジャージを脱ぎスーツに着替えて
下に降りる。いつもと変わらない朝。
おれが席につくと同時に父親は立ち会社に出る。

「おはようさん」
と言いながら、母親はトーストを出す。
おれは無言のまま新聞を開けトーストを食べる。

いつもの時間の満員電車に揺られ会社につきタイムカードを押す。
ガチャン、という音が以外に好きだったりした。
最近の不況のせいもあってか、少子化も手伝い、我が社の文房具の売上は落ちていた。
毎日朝礼の部長の小言から1日がはじまる。
営業の仕事と言っても、まだ新人扱いなので、先輩と一緒に得意先に回り、お茶を飲み、談笑し、それを2〜3件繰り返すと
会社に戻り、書類整理。
これもだらだらしなければ、時間が余ってしまう。
そして決まった時間にタイムカードを押し、決まった時間に家に帰る。

いつものように下に降り、晩飯を食っていると

「今週の土日、法事やねんけど、あんたどうする?」

洗い物の手を止め母親が聞いてきた。

「ええわ」

おれは口の中の料理を飲み込んで愛想なく返事した。

「ふむ」

母親が洗い物に手を戻した。

いつもと変わらない日々を過ごし、両親は金曜の夜に親戚の家に出掛けた。

そして土曜の朝がきた。

感想

感想はありません。

「 ねむしゅー 」の携帯小説

スポーツの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス