青き心は遠く、
浩紀はホームルームが終わるとすぐに、
「先に行ってるから。校門で待ってる。」
とだけ言い、教室を出た。
浩紀の相談というのは、バンドを組みたい。というだけのものだ。
昌也に言ったら呆れるだろう。だが、浩紀は本当にバンドを組みたかった。
浩紀が好きなバンドは、「THE BLUE HEARTS」であった。
ブルーハーツを聞いた日からロックというものを好きになったのだ。
ブルーハーツみたいになりたい。
バンドを組みたいと強く思っているが、浩紀はずぶの素人である。
それで昌也に一緒にバンドをやって欲しいと頼もうとしているのだ。
昌也はすぐにやってきた。
いざ言うとなるとなぜか緊張した。
だが、思っていることを全部言った。
言い終わると、
「そんなことかよ、話って言うから心配したぜ」
笑い、昌也は言う
「そんなことじゃなぃだろ、大事なことだ」
今の自分がやたら多弁に思えた。
「オッケー、バンドやるぞ」
昌也は言いながら、浩紀の手を引っ張り歩き出した。
浩紀はよろけ、昌也に引っ張られながら歩いた。
二人は無言だった。
だが、顔はなぜか二人とも綻んでいた。
「先に行ってるから。校門で待ってる。」
とだけ言い、教室を出た。
浩紀の相談というのは、バンドを組みたい。というだけのものだ。
昌也に言ったら呆れるだろう。だが、浩紀は本当にバンドを組みたかった。
浩紀が好きなバンドは、「THE BLUE HEARTS」であった。
ブルーハーツを聞いた日からロックというものを好きになったのだ。
ブルーハーツみたいになりたい。
バンドを組みたいと強く思っているが、浩紀はずぶの素人である。
それで昌也に一緒にバンドをやって欲しいと頼もうとしているのだ。
昌也はすぐにやってきた。
いざ言うとなるとなぜか緊張した。
だが、思っていることを全部言った。
言い終わると、
「そんなことかよ、話って言うから心配したぜ」
笑い、昌也は言う
「そんなことじゃなぃだろ、大事なことだ」
今の自分がやたら多弁に思えた。
「オッケー、バンドやるぞ」
昌也は言いながら、浩紀の手を引っ張り歩き出した。
浩紀はよろけ、昌也に引っ張られながら歩いた。
二人は無言だった。
だが、顔はなぜか二人とも綻んでいた。
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