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汚染 37

[162]  ふく  2009-02-22投稿
辛い週末だった
あんな事があったのだから当たり前だ
自分を責め
あの日の出来事を思い出し
何となく貴方に申し訳なく思った
私は貴方だけなのに

普通にしないと
何もなかった様に振る舞わないと
あの時のドアを叩く音が耳から離れない
恐怖が甦る
そしてそれを無視して眠った事
色々な事を考えまだ鮮明な記憶を残し職場のドアを開けた

あの人と挨拶を交わし席に着いた
斜め前の席
せめて離れていれば
胸が痛い
罪悪感と嫌悪感
今日一日乗り切ればどうにか大丈夫

胸が苦しい
逃げ出したい思い
心臓が張り裂けそうで痛い

貴方が姿を現す
『おはよう』
貴方の声を聞いた途端
貴方の顔を見た途端
涙が溢れそうになった
『助けて』と貴方を思い何度も言った
あの時の自分を思い出した
貴方を見た瞬間に張り詰めた糸が切れた様な感じがした
貴方の胸に縋り思い切り泣きたくなった
当然そんな事は出来ない
貴方は知らないし言うべきではない

でも不思議な位胸の痛みが小さくなった
貴方が今日も隣にいてくれて良かった
その安心感で私は少し救われた

お陰で割り切る事が出来た
もう大丈夫

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