携帯小説!(PC版)

トップページ >> スポーツ >> Push!Push! #6

Push!Push! #6

[515]  ねむしゅー  2009-02-23投稿
また筋肉痛になったが
おれはこの痛みが好きだった

空手をやった

という確信できるものとして


仕事から帰ってきて
言われた通り
腕立て伏せや基本練習を
家でやった

家族に見られたら恥ずかしいので
コッソリと…

10回もできなかった

情けない…

トレーニングというより
まずはリハビリだと思うようにした

せめて一般的な体力を


一週間リハビリをがんばり
また練習日がきた

今日のおれは一味違うぜ

この一週間のリハビリが
自信を持たせてくれる

勇気を与えてくれる



練習が終わった

酸欠になった

最後の組手はまた見てるだけだった

「早く組手できるといいですね」

ニコッと話しかけてくる片波さん

「家でちゃんとやれよ」

励まし?てくれる大広さん

「大丈夫大丈夫」

根拠なく応援してくれる女の子
どうやら女子高生らしい

あとの2人のおじさん達も応援してくれる

空手って こんなに楽しいのか

おれはどんどん空手にハマっていった



腕立て伏せの回数も徐々に増えていった

道着も購入
道着も帯も 真っ白だ

そして入門1ヶ月

とうとう酸欠にならなくなった

「組手、しますか?」

片波さんがニコッと問い掛けてくる

「はい」

迷いのない2つ返事で返した

2列に並んで入れ代わり総当たり
というシステム

最初は片波さん

始め の声はかかったが
何していいのやら…

「遠慮なくきてください」

ニコッと言うが、構えてると
さすがに圧巻される

おれより10センチも低い片波さんに…

なにもしない、おれを見兼ねて
片波さんから攻撃してきた
加減してもらっているが
なんせ生まれて初めての殴り合い…
しかもまだ殴った事はない

殴ってみよう!

振りかぶった瞬間

片波さんの軽い蹴りが
腹部にジャストミート

片波さんの口から

「あ。」

という声がした

初めて味わう腹部への衝撃

おれの生まれて初めての殴り合いは終わった。

感想

感想はありません。

「 ねむしゅー 」の携帯小説

スポーツの新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス