携帯小説!(PC版)

トップページ >> その他 >> 夜の公園

夜の公園

[511]  まこ  2009-02-25投稿
夜、ふらりと散歩をするのが好きだった
決まった道は特になく
その日行きたい道を歩いてゆく

あの頃はまだ、近所にコンビニなんてなかったから
真夜中に店なんてどこも開いていなかった

ただ静かに月と街灯だけが歩いてる私を照らしていた

少し行くと公園があった
ブランコとすべり台とベンチ位しかない小さい公園

『そーそー、そういや公園あったよねぇ♪』

懐かしくて入ろうとしたらすべり台にちょこんと子供がいた

『…どうしたんだろ?』

すべり台にいる子供は全く動かない
じっ…と一本の木を見て座っている
とても静かに
そこだけ時間が止まっているような…

「お兄ちゃんはどんなに生まれ変わっても、女の子で生まれても、お兄ちゃんは僕のお兄ちゃんのままなんだよ」

突然私の方を向いてその子が言った
そして消えた…

怖くはなかったけど鳥肌がたった
その後は覚えてない…
でも、ちゃんと家に帰ったらしい

いまだに不思議と覚えている言葉だけど…あの子は誰?

それから真夜中の散歩はやめた。

感想

感想はありません。

「 まこ 」の携帯小説

その他の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス