イイ恋。
「お願い美月!!」
昼休みのことだった。
親友の遊里が言った。
「聡君が最近デート誘ってくれないの!!だから美月から言ってー!」
「…何を言うわけ?」
私はそっけなく言った。
「だーかーらー!!遊里がデート行きたがってるよ?とか何でもいいから!美月、聡君と仲いいし!ね!?お願い!!」
遊里は早口でそう言った。
「はいはい。わかったよ!言えばいいんでしょー」
めんどくさそうに言う私に遊里がグイッと顔を近づけた。
「お願いだよ美月!上手くいったら……えーっと…飴玉三個あげる!」
「飴玉三個って…少なすぎ……マックおごれ!」
「えー…やだ」
「あぁ!?何か言った!?」
「上手くいったらマックおごります!!隊長!!」
「それでいいのだよ遊里隊員。」
こういう会話を遊里としていると、とっても楽しい。
遊里はチョット…
いや、相当のこまったちゃん。
何かと私に頼ってくる。
でも私はそんな遊里が大好きだ。
さてと。
そんな大好きな友達のために
一働きしますか。
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