汚染 40
暖かい風が吹く
ポケットから手を出して貴方に手を差し出す
貴方が少し戸惑う表情を見せる
不安そうな目
『私の事好きになってみますか』
そう言って大人の振りをする
貴方が口元を緩めて私の手を握る
『最初から好きだったよ』と貴方が言う
そんな夢を見た
私はどうかしている
自分でも嫌になる
目が覚めたらいつもの天井
涙で滲む
不思議とまだ残る手の感触
夢の中では大胆な自分
そんな訳ない
あんな台詞が言えた自分が疎ましい
それに答えてくれた貴方
そんな訳ない
ただの想像でしかないのに夢に恋をする
貴方の変わらない『おはよう』を聞くと虚しい
夢は夢でしかないのだから
こんなに胸を苦しませるのだから
貴方が私を助けて
完璧に作り上げてくれなくてもいい
それでも夢に近付けるのならば貴方が叶えて
またあの夢の続きを見てみたい
私達何処まで歩いて行くのだろう
二人の笑顔が見たい
幸せそうに笑い合っているならそれでいい
朝が来れば現実を感じて泣いてしまうけど
何度も夢を見せてくれるなら
貴方と夢を見ていられるならそれでもいい
ポケットから手を出して貴方に手を差し出す
貴方が少し戸惑う表情を見せる
不安そうな目
『私の事好きになってみますか』
そう言って大人の振りをする
貴方が口元を緩めて私の手を握る
『最初から好きだったよ』と貴方が言う
そんな夢を見た
私はどうかしている
自分でも嫌になる
目が覚めたらいつもの天井
涙で滲む
不思議とまだ残る手の感触
夢の中では大胆な自分
そんな訳ない
あんな台詞が言えた自分が疎ましい
それに答えてくれた貴方
そんな訳ない
ただの想像でしかないのに夢に恋をする
貴方の変わらない『おはよう』を聞くと虚しい
夢は夢でしかないのだから
こんなに胸を苦しませるのだから
貴方が私を助けて
完璧に作り上げてくれなくてもいい
それでも夢に近付けるのならば貴方が叶えて
またあの夢の続きを見てみたい
私達何処まで歩いて行くのだろう
二人の笑顔が見たい
幸せそうに笑い合っているならそれでいい
朝が来れば現実を感じて泣いてしまうけど
何度も夢を見せてくれるなら
貴方と夢を見ていられるならそれでもいい
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