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〜Stliker〜哀編(148)

[375]  焼き魚  2009-02-26投稿
連邦公国統括司令府第二十七番射出レールに真紅に染まったストライカーが前掲姿勢で埋まった状態で発射の時を待っていた。
そしてそこに乗り込んでいるのは上下迷彩柄の服に身を包んだ赤髪の女性だった。
赤髪の女性は素早い手つきでコンピューターのセッティングに追われている。

『椎名!!現在、目標ポイントに接近中の所属不明のストライカー一機確認した。恐らくは…』

椎名と呼ばれた女性は間違いなくシェイルであった。
シェイルは疲れた声で音声に応えた。

シェイル「分かってるよ大佐さん。まぁ、丁度いいさ。軽い運動くらいにはなるし…」

音声の主はロイであった。

司令室にいるロイはため息を一つつくと

ロイ「第二十七番射出レール開放!!バロンドールの発進の許可をする!!」

と、右手を前に突き出し鋭く号令を発した。

オペレーター「了解!!第二十七番レール、射出角度調整確認!!スタンバイフェイズから射出フェイズに移行。バロンドール全身固定確認!!射出方面誤差修正完了!!射出レール接続固定!!
最終フェイズ移行!!レールゲート開放!!機体射出支援推力安定!!バロンドール機体状況オールグリーン!!いつでもどうぞ!」

シェイルの目は輝きに満ちていた。

シェイル「OK!射出セッティングに感謝する!!椎名瑠美!!バロンドール出るよ!!」

次の瞬間、固定装置がレール上を急発進しバロンドールは背中の翼を少しだけ広げる。
シェイルは自らにかかるGに一瞬、苦悶の表情を浮かべるがすぐにそれを引き締める。

シェイル「ブースター起動!!バランススタビライザウィング展開!!」

埋まったままのバロンドールはそのまま天高く空へ放り出され速度を保ったまま、ある地点へと向かっていた。
その頃、大破したディア=パノスの中で気を失っていた龍雅は既に目を覚ましていたが先の戦闘の衝撃で廃人同然の物となっていた。
そこに一機の大型のストライカーが現れた。

「峰崎龍雅…みぃ〜っけた!!」

そのストライカーのパイロットは間違いなくギャル男の瀬崎隆也であった。

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