エルファ・人形残酷物語3
この時…
「ウィアーンッ!
ウィアーンッ!
ミャミャーッ!
ミャミャーッ!」
車の中から子供の泣き声がして来た。
「おやおや? まだァ、中に1人残っていましたなァ?」
中を覗いてみる。
ハハァ、なるほど…
中で可愛い子供人形が1体、足をバタバタさせながら泣き喚いている。
どうやら、他のみんなに遅れてしまって1人、置いてぼりになったのかもしれない。
笑いながら、配達人はその子を抱き上げた。
「ウィアーンアーンアーンッ!! ウィアンッ!! ウィアンッ!! ウィアンッ!!」
顔をクシャクシャにして泣く泣く。
「まあ、イイ泣きっぷりだわ」
「名前はレレ。30体ある人形の中の、甘えっ子さんの1体ですよ」
「まあ、そう。可愛いわネェ」
「泣きっぷりがイイって事は、元気な証拠だと言う事ですネェ」
マルシアも配達人も思わず、ほがらかな気持ちになった。
「では奥様、私はこれで」
泣き虫レレをマルシアに託した配達人。
「ご苦労様」
「奥様がちゃんと、ママの所へ連れて行ってあげるから安心するんだよ」
配達人はそう話しかけて、レレの頭を撫でた。
後片付けを済ませた配達人は屋敷を後にした。
「ウィアーンッ!
ウィアーンッ!
ミャミャーッ!
ミャミャーッ!」
車の中から子供の泣き声がして来た。
「おやおや? まだァ、中に1人残っていましたなァ?」
中を覗いてみる。
ハハァ、なるほど…
中で可愛い子供人形が1体、足をバタバタさせながら泣き喚いている。
どうやら、他のみんなに遅れてしまって1人、置いてぼりになったのかもしれない。
笑いながら、配達人はその子を抱き上げた。
「ウィアーンアーンアーンッ!! ウィアンッ!! ウィアンッ!! ウィアンッ!!」
顔をクシャクシャにして泣く泣く。
「まあ、イイ泣きっぷりだわ」
「名前はレレ。30体ある人形の中の、甘えっ子さんの1体ですよ」
「まあ、そう。可愛いわネェ」
「泣きっぷりがイイって事は、元気な証拠だと言う事ですネェ」
マルシアも配達人も思わず、ほがらかな気持ちになった。
「では奥様、私はこれで」
泣き虫レレをマルシアに託した配達人。
「ご苦労様」
「奥様がちゃんと、ママの所へ連れて行ってあげるから安心するんだよ」
配達人はそう話しかけて、レレの頭を撫でた。
後片付けを済ませた配達人は屋敷を後にした。
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