カタチナイモノ 1
今日も あたしは 扉の前にたたずんでいる。
重たい扉の前に…
ねー 二階行こうよ
誰もオトナいないし 一緒においでよ
誰にも内緒だよ
今 思えば これがすべての始まりだったのかもしれない
漂う煙り…
煙草のかおり…
今日から中学生活が始まる 毎日の習い事から開放されて 私は 開放感にみちあふれていた
小学一年から六年まで 習い事の毎日。
あなたの為なんだから… 将来はなんでも出来るように。
母は言う。
何も望んではないのよ。
だだ普通に育ってほしいの。
母は言う。
息が詰まるような毎日。
中学への入学。そんな毎日からの開放。
これからは部活があるからね。
その一言で なにか自由を手に入れた気がしていた…。
重たい扉の前に…
ねー 二階行こうよ
誰もオトナいないし 一緒においでよ
誰にも内緒だよ
今 思えば これがすべての始まりだったのかもしれない
漂う煙り…
煙草のかおり…
今日から中学生活が始まる 毎日の習い事から開放されて 私は 開放感にみちあふれていた
小学一年から六年まで 習い事の毎日。
あなたの為なんだから… 将来はなんでも出来るように。
母は言う。
何も望んではないのよ。
だだ普通に育ってほしいの。
母は言う。
息が詰まるような毎日。
中学への入学。そんな毎日からの開放。
これからは部活があるからね。
その一言で なにか自由を手に入れた気がしていた…。
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