エンブレム〜序章〜?―?
「共鳴交差…といったところか…。く、くくくくく…凄いなっ少年。昨日までの不安定な力は何処に行ったよ?」
「黙れよ…っ、てめぇ…」
震える体を剣で支えながら俺は虚勢を張った。
「早く…立ちやがれ…っ!焼き刻んでやる…っ!」
「…はは、そう慌てんなよ少年。安心しろ、言われなくてもやってやる。殺ってやるさ。だがな…っ」
そう言って男は人形の肩に手を掛けた。
そして…。
ヒュッ…。
「なっ…」
あの野郎っ…。
「それは今じゃない」
…天窓に飛び移りやがったっ。
「――跳躍力ありすぎだろ、あの人形…っ!
待てよ逃げんのかっ!」
「いやぁ…悪いな、俺は楽しみは最後まで取っておく質なんだよ。それに、少年はまだ用事があるだろ?」
男はそう言って奏を指差した。
「早くその子を連れてかないと少年が撒いた火の所為で死んじまうぜ?」
「…っの!」
俺は奏が入っているブースを見た。
奏……くそっ!
奏を助けてたら奴に逃げられるっ。でも、奴を殺しにいってる間に奏が…死ぬ。
奴を逃がすしか手はないのか!?
「黙れよ…っ、てめぇ…」
震える体を剣で支えながら俺は虚勢を張った。
「早く…立ちやがれ…っ!焼き刻んでやる…っ!」
「…はは、そう慌てんなよ少年。安心しろ、言われなくてもやってやる。殺ってやるさ。だがな…っ」
そう言って男は人形の肩に手を掛けた。
そして…。
ヒュッ…。
「なっ…」
あの野郎っ…。
「それは今じゃない」
…天窓に飛び移りやがったっ。
「――跳躍力ありすぎだろ、あの人形…っ!
待てよ逃げんのかっ!」
「いやぁ…悪いな、俺は楽しみは最後まで取っておく質なんだよ。それに、少年はまだ用事があるだろ?」
男はそう言って奏を指差した。
「早くその子を連れてかないと少年が撒いた火の所為で死んじまうぜ?」
「…っの!」
俺は奏が入っているブースを見た。
奏……くそっ!
奏を助けてたら奴に逃げられるっ。でも、奴を殺しにいってる間に奏が…死ぬ。
奴を逃がすしか手はないのか!?
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