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占い師?−生き霊−

[418]  LiLi  2009-03-01投稿
私は以前、水商売をして
いた。
始めてから4年後、水商
売を上がった。
途端、お客様全員と連絡
を取らなくなった。
何もかもが面倒で水商売
から離れたかった。

その後、結婚をし子供を
産み、3年の月日が流れ
た。
私は、あの頃を思い返し
罪悪感でいっぱいになっ
た。
苦しい日々が続いた。
胸が締め付けられて痛か
った。
そこの占い師は霊感が凄
く強いと言う。
私は、生き霊が憑いてい
るか見て欲しかった。
対処法を聞き、早く罪悪
感から解放されて楽にな
りたかった。

私は占い師に、
「過去の事で罪悪感に苦
しんでいます。
楽になるにはどうしたら
いいですか?」
と聞いた。
占い師は、
「あなたは愛情を知らな
い人だから、人に優しく
できないの。
子供を産んで、愛するこ
とを知ったの。
だから、今になって罪悪
感を感じるのよ。
生き霊はたくさんついて
る。
あなたの罪悪感が生き霊
を憑けてるの。」
と言った。
ある程度覚悟していたが
かなり怖かった。
占い師は続けた。
「その人達の思い出のあ
る物を段ボールに積めて
ガムテープでぐるぐる巻
きにして、見えないとこ
ろに置いとくの。
罪悪感が消えた時、神社
に持って行きなさい。
それと、その人達の住ん
でる方向に向かって、1
日1回でいいから罪悪感
が消えるまで塩を撒きな
さい。」
と教えてくれた。

私は、帰りにガムテープ
と塩を買って帰った。
家に付き、大量に塩を撒
いた。
そして急いで段ボールを
出し、その中に思い出の
ある物を入れた。
彼等の生き霊に睨まれて
いるような気がした。
恐怖で全身に冷や汗をか
き、手が震えてうまくガ
ムテープを張り付けるこ
とができなかった。
作業は一通り済んた。
ようやく、少しずつ落ち
着いてきた。

それから1ヶ月が経ち塩
を撒くのを止めた。
私は、水商売に出会うま
で自分は価値のない人間
だと思っていた。
なのにそこには、私を気
に入ってくれ、大切にし
優しくしてくれる人達が
いた。
私に自信をくれた彼らを
忘れたくないと思った。
だから、一生この生き霊
を背負って生きて行こう
と思えた。

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