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姫は変われるのか34

[346]  みぃやん  2009-03-01投稿
凜が紹介したのは、由奈だった。

奈々瀬「見たことない。」

有栖「純とよく喋ってた子だね。」

凜「今から、由奈が話します!」

皆は、由奈の方を注目した。

由奈「私はずっとこの城にいたけど、私の事は誰も知らなくて、見たことないってよく言われます。それは、いつも一人でいたからです。その時に凜が初めて私に声をかけてくれたんです!本当はとっても嬉しかったんですけど、その時は友達はいらないと思っていたので、きつい事ばかり言ってしまいました。私は自分の気持ちに素直になれない子です。こんな私ですが、仲良くして下さい!」

果穂「これからは私達に何でも頼ってね。」

凜「2つ言っとくね。敬語は使わない、呼び捨てで呼ぶこと!」

由奈「ありがとう。名前、わかんない。」

凜「こっちは奈々瀬。あっちは星で、馬鹿って覚えといて!」

星「馬鹿じゃないからね。姫の事は、有栖って呼ぶんだよ!」

凜と星で名前を由奈に教えた。凜は由奈の顔を見て、笑ってる顔初めて見たって思った。いつもは純といる時、怒ってばかりで笑顔なんてなかった。笑ってる顔の方が、一番可愛いと思っていた。

夜になって、七人は自分の部屋に戻った。しかし、一人一人悩みを抱えていた。七人で一つだったのが…



つづく

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