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0316 -2-

[100]  とびいろ  2009-03-01投稿

最近忙しくて、なんだか久々な気がする日曜日。

部屋でだらだらするものの、そろそろ出かけなきゃいけないことは分かってる。

今日は午後から宮野くんと買い物だ。

宮野くんはりょうちゃんや紗奈ちゃんと同じ、あたしのクラスメイト。

女の子っぽい店で、一人じゃ行きにくいからついてきてくれ、だって。

二十歳にもなって買い物にも一人で行けないのかな、まったく。

なんて、ほんとは気づいてる。

自意識過剰じゃなければだけど、宮野くんはたぶんあたしのことすきだと思う。

最近よく買い物につきあわされる気がするし、冗談みたいに「すき」とか「かわいい」とか言ってくる。

やたらボディタッチも多いし。

でもあたしは宮野くんのこと、どうしても恋愛対象としては見れないんだ。

それなのに、宮野くんは優しくて、あたしはすぐ彼に頼ってしまう。

彼の気持ちを受け入れるでもなく、突き放すわけでもなく、こんな中途半端な関係に後ろめたさと罪悪感を感じる。

そろそろひとりで立てるようにならなきゃ。


宮野くんなら、分かってくれるだろうか。

りょうちゃんがあたしをすきだったころを、あたしに向けられた笑顔を、思い出しても悲しくはないのに、あの日もらった手紙は捨てれないんだ―――――。


卒業まであと15日――――――。

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