魔法の本 第1章
この日僕に起こった事はありきたりだけど不思議としか言いようがない。
きっと誰も信じてくれないだろうし、もちろんこんな変な事言うつもりもない。
・・・でも、あの日起こったことは現実だって信じてるんだ。
せめてこれを読んでくれている君達には伝えられるよう書き残しておこう・・・。
「(はぁ・・・図書室の本の整理なんか断っとけば良かった。)」
もう6時だ。少し前まで図書室で本を読んでた生徒も最後の1がさっき帰ってしまった。
外から部活の掛け声が遠く聞こえる。図書室は電気がついてるとはいえ、廊下は薄暗く不気味だ。
「(・・・。早く終わらせて帰ろう。)」
段ボール1つ分あった新しい本の整理も、残りあと数冊だ。
段ボールをのぞいてみると、オレンジがかった赤表紙の本が目にはいった。
よく見るとそれは見事な金の縁取りがほどこされ、真ん中にエプロンをつけた女の子と時計をもったウサギぎがいる。
「(不思議の国のアリスだろうか・・・。)」
しかしタイトルはどこにも書かれていない。気になって表紙をめくってみた。
この瞬間ぼくの不思議な1日がはじまったんだ・・・
きっと誰も信じてくれないだろうし、もちろんこんな変な事言うつもりもない。
・・・でも、あの日起こったことは現実だって信じてるんだ。
せめてこれを読んでくれている君達には伝えられるよう書き残しておこう・・・。
「(はぁ・・・図書室の本の整理なんか断っとけば良かった。)」
もう6時だ。少し前まで図書室で本を読んでた生徒も最後の1がさっき帰ってしまった。
外から部活の掛け声が遠く聞こえる。図書室は電気がついてるとはいえ、廊下は薄暗く不気味だ。
「(・・・。早く終わらせて帰ろう。)」
段ボール1つ分あった新しい本の整理も、残りあと数冊だ。
段ボールをのぞいてみると、オレンジがかった赤表紙の本が目にはいった。
よく見るとそれは見事な金の縁取りがほどこされ、真ん中にエプロンをつけた女の子と時計をもったウサギぎがいる。
「(不思議の国のアリスだろうか・・・。)」
しかしタイトルはどこにも書かれていない。気になって表紙をめくってみた。
この瞬間ぼくの不思議な1日がはじまったんだ・・・
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