ソードメーカー17―?
その時、ロイがロザラムの前にゆっくりと進み出た。「ロイ君…?」
ロザラムは驚いて、目を大きく見開いた。
ロイはユミナの目の前で、自分の首筋に剣を当て、挑むような表情で彼女を見た。
「一つ…聞いておきます。ユミナ…姉さん」
「…何よ?」
ユミナはロイを睨みつけて、剣を揺らした。
「僕がここで死ねば、ここにいる全員に危害を加えませんか?」
「何言ってるの!?ロイ!!」
ミリスはその言葉を聞いて、慌ててロイの元へ駆け寄って行った。
「…それは出来ない相談ね。私はもう狙われている身。助かる為なら危害を加えるわ」
「…そうですか…」
ロイは一つ小さく息を吐いて、剣を一旦下ろすと、すぐにその切っ先をユミナに向けた。
「え!?」
ミリスとロザラムはその行動に驚いて、声を上げた。「…どういう意味かしら、これは…?」
「勝負です。ユミナ姉さん」
「…あんた、私に敵うと思っているの?」
「思っていませんよ」
ロイは静かな表情で、首を左右に振った。
「リアが炎に包まれた時、僕は炎に挑めなかった…。だから救えなかった。命を賭けて守る事さえできなかった…だから…」
ロイは剣を静かに構えた。「命を賭けます。皆の為に。そして、貴方の為に」
ロザラムは驚いて、目を大きく見開いた。
ロイはユミナの目の前で、自分の首筋に剣を当て、挑むような表情で彼女を見た。
「一つ…聞いておきます。ユミナ…姉さん」
「…何よ?」
ユミナはロイを睨みつけて、剣を揺らした。
「僕がここで死ねば、ここにいる全員に危害を加えませんか?」
「何言ってるの!?ロイ!!」
ミリスはその言葉を聞いて、慌ててロイの元へ駆け寄って行った。
「…それは出来ない相談ね。私はもう狙われている身。助かる為なら危害を加えるわ」
「…そうですか…」
ロイは一つ小さく息を吐いて、剣を一旦下ろすと、すぐにその切っ先をユミナに向けた。
「え!?」
ミリスとロザラムはその行動に驚いて、声を上げた。「…どういう意味かしら、これは…?」
「勝負です。ユミナ姉さん」
「…あんた、私に敵うと思っているの?」
「思っていませんよ」
ロイは静かな表情で、首を左右に振った。
「リアが炎に包まれた時、僕は炎に挑めなかった…。だから救えなかった。命を賭けて守る事さえできなかった…だから…」
ロイは剣を静かに構えた。「命を賭けます。皆の為に。そして、貴方の為に」
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