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ディフェンド? ”師匠現る” 19

[322]  2006-07-07投稿
 ―スィークレット・カムパニー―\r
 3人は、中に入った。だが、中はシーンとしていて誰も居ないような感じがした。
 「源二ーぃ。何処だーっ」
 と、啓吾は大きな声で言う。
 「留守?」
 凛は、首をかしげながら言う。
 「そんなはず無いよね・・・」
 「おー、やっと来たか」
 奥から源二の声が聞こえる。
 「何だ。居たのかよ」
 「居ちゃ悪いか?」
 「・・・」
 源二は、凛の方を見る。
 「何だ?このチビすけは」
 「ち、チビじゃないよ!!」
 と、凛が少し怒りながら言う。
 「このコは、ルネロに居たリイバーです。でも、記憶が抜かれていないようです」
 と、怜が説明した。
 「へー。じゃ、調べてみるわ。それより、御前らにお客だ」
 源二は、大きな扉を指差した。
 「おい、行くぞ。チビ」
 「チビじゃないよ!!」
 源二と凛は奥にある小さな扉の中に入った。 
 「お客だって・・・。誰だろう?」
 「さぁ・・・」
 2人は、大きな扉の前に立った。すると扉は静かに開いた。中は大きなモニターがあった。その前には見覚えのある人が立っていた。
 「りゅ、龍華さん?!」
 と、怜が言うとその人はゆっくり振り向いた。怜の言ったとおり龍華だった。
 「おぉ。2人とも、久しぶり!!」
 「死んでなかったのか・・・」
 と、啓吾が言うと龍華は思いっきり啓吾を殴りつけた。
 「うがぁっ!!」
 「無事だったんですね」
 怜はホッとしたように言う。
 「あぁ。でも、すぐ病院行きだった」
 「御前、記憶はどぅしたんだよ」
 「抜かれてねぇよ。俺も、藻もな」
 と、龍華が言うと扉から源二と凛と藻が入ってきた。
 「藻先生!」
 「やぁ、2人とも大きくなったね」
 「あれから、3年だからな」
 と、龍華が言う。
 「3年か。龍華はにじゅうよ・・・」
 と、啓吾が言いかけたが龍華はすばやく啓吾を殴った。
 「うがぁぁっ・・・」
 「ハ、ハハハ・・・」
 と、怜は苦笑いをしている。

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