携帯小説!(PC版)

[312]  黒まま  2009-03-03投稿
二階の窓から いつも通りに窓から空見る。高速道路を走っている車の耳障りな音をききながら‥。ゆったりと飛んでいる鳥も、神様がうたた寝してそうな、真っ白な雲も 幼い頃と、おんなじ。違っているのは、随分歳をとった私の顔かなぁ−。閉めた窓硝子に映ったのに気がつかないフリして、レースのカーテンそっと閉める。また 同じ1日を今日も送るのだろう‥
去年の春に友達が死んだ。彼女は大好きな人と、やっと結婚して、姑と喧嘩ばかりして、不倫までして、子供も産んで、自分がガンになったのに、介護の仕事をはじめて、そして皆にちゃんとお別れの言葉を残して天国に行ってしまった。
私は、どうなの?仕事も適当にやってきたし、結婚なんか あまり深く考えないで しちゃったし‥その成り行きで 子供も産んだけど‥姑には 名前さえ 呼んでもらってないような気がするっていうか 薄い関係‥夫と離婚したら きっと数年後には 顔さえも思い出してもらえないんじゃないかな?夫との関係も 似たり寄ったりって感じで、以前、俺の事 好きか?って聞かれたけど、笑ってごまかした。結構ムッとしたり意見が違ってた時でも、適当に言ってきたけど‥やっぱり これだけは 自分に嘘をつけない‥好き、とは言えない‥。

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